大分県豊後大野市の大自然で健康で美味しい豚を育てる
九州食肉学問所 学長

九州食肉学問所 学長です。今回は、2014年当時に九州食肉学問所でお取り扱いしていた生産者「小手川豚トンファーム」さんをご紹介します。どんな想いで、どんな育て方をしていたのかをお伝えします。

ご注意:いまの豚肉の生産者について

この記事は2014年3月当時の内容です。現在、九州食肉学問所の豚肉は「学問所ポーク」というブランドで、大分県九重町の有限会社九重ファームさんが生産しています。小手川豚トンポークのお取り扱いは現在ございません。

学問所ポークについては、この記事の最後でご紹介しています。

家族経営で、目の届く頭数を健康に育てる

小手川豚トンファーム

養豚を営む小手川さんご兄弟に出会ったのは、この記事を書いた2014年の7年ほど前のことです。大分県豊後大野市犬飼町にある小手川豚トンファームを訪ね、豚の育て方を目の当たりにして、「養豚に命をかけている」というご兄弟のこだわりがよく分かりました。

養豚は大規模化が進んでいますが、小手川さんは家族経営で、目の届く頭数の豚を健康に育てることにこだわっていました。九州食肉学問所が大切にしているのは「食べる人の健康を守る」こと。自然の素材で健康に育てられた小手川豚トンポークは、私たちが求めていた、おいしくて体にやさしい豚肉でした。

大野川上流のきれいな水と焼酎かすで育つ

小手川豚トンポーク

小手川豚トンポークは、三元交雑豚(いわゆる白豚)です。ストレスの少ない広々とした環境で、一級河川・大野川の上流のきれいな井戸水を飲み、乳酸菌や焼酎かすを与えられて育っていました。防腐剤や抗生物質は使われていませんでした。

アクや雑味がなく、脂身にほのかな甘み

小手川豚トンポークの豚肉

健康に育てられた豚肉は、アクや雑味がなく、脂身にほのかな甘みがあり、赤身はきめ細かく歯切れがよいのが特長です。お客さまからは「おいしくて新鮮。スーパーの豚肉とはまったく違う」という声をいただいていました。

九州食肉学問所では、生肉の状態からご要望に合わせて、しゃぶしゃぶ用、薄切り、しょうが焼き用、焼肉用などにスライスし、鮮度を保ったまま急速冷凍してお届けしていました。

※当時の情報:農場の定期放射性物質検査は1ベクレル/kg未満。飼料は輸入配合飼料。

いまの豚肉「学問所ポーク」と九重ファームさん

学問所ポーク

現在の豚肉「学問所ポーク」の生産者は、大分県九重町の有限会社九重ファームさんです。九重の温泉街を抜けた先、熊本県・小国町との県境にあり、夏でも涼しい場所にある農場です。名水で知られる九重の豊かな自然の中で、厳しい衛生管理のもと育てられたSPF豚です。

九重ファーム
  • 品種:三元交雑豚。ヨークシャー種とランドレース種を掛け合わせた母豚に、デュロック種の父豚を掛け合わせた、もっとも一般的な品種です。
  • 飼料:飼料米と麦で仕上げる配合飼料です。飼料のトウモロコシには遺伝子組換えのものを含みます。
  • お薬について:成長を早める目的のホルモン剤や抗生物質は、全期間使っていません。子豚の時期の約2か月だけ、病気予防のための抗生物質が使われ、その後出荷までの約4か月間は一切使われていません。
  • 水:地下からくみ上げた天然水を使っています。
  • 味わい:脂身にくさみがなく、あっさりとして口どけがよく、赤身はきめ細かく歯切れよく仕上がっています。

背脂肪が2cm以上あるメスの豚を中心にお届けするよう努めています(すべてを指定することはできません)。オーダーカットの商品は、ご希望の日にお届けできない場合がありますので、日にちに余裕をもってご注文ください。

生産者さんについて、くわしくは九州肉屋.jpの「生産者のご紹介」をご覧ください。

まとめ

  • 2014年当時は、家族経営の小手川豚トンファームさんの豚肉をお取り扱いしていました
  • 小手川豚トンポークは、きれいな井戸水と乳酸菌・焼酎かすで育ち、アクや雑味のない豚肉でした
  • 現在の豚肉は「学問所ポーク」。大分県九重町の九重ファームさんが生産しています
  • 学問所ポークは、成長促進目的のホルモン剤・抗生物質を使わずに育てた豚肉です

この記事は、九州肉屋.jpの連載「学問所通信」第3回(2014年3月)を、2026年に加筆・更新したものです。

豚肉のことや生産者さんについての質問は、LINE公式アカウントからお気軽にどうぞ。